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第6話:楽しさの裏に潜む罠。立て続けの大失敗から学んだ、成婚への「絶対鉄則」

【前回のあらすじ】

激動の2020年を駆け抜け、男を磨き直した坪井。しかし、婚活の神様は彼にさらなる試練を与えます。

出会いと別れを繰り返す中で、ついにこれまでの失敗がすべて一本の線に繋がる「最大の学び」の事件が起きるのです……。

[第5話はこちら:出会いと別れのハイペース!33歳もちろん、ついに運命の歯車が回り出す]


2021年春。丸顔でノリが良い「Tさん」との出会い

2021年3月20日、私は結婚相談所で新たなお見合いに臨んでいました。お相手は、倉敷在住のTさん。

現れた彼女は、ニコニコとした可愛らしい丸顔で、どこか優しそうで親しみやすい雰囲気の女性でした。

実際に話をしてみると非常にノリが良く、会話のテンポも驚くほどピッタリ。何より嬉しかったのは、私の大好きなロック音楽の話で思いきり盛り上がれたことです。

自然体で笑い合える空気感に手応えを感じ、無事に仮交際がスタートしました。

その後、順調に距離を縮めた私たちは、5月4日のゴールデンウィーク、倉敷の名所「ブラジリアンパーク 鷲羽山ハイランド」へ1日デートに出かけることになります。

急な階段に差し掛かったとき、自然に手を繋いだり、将来の結婚式や料理、お互いの両親の話など、一歩踏み込んだ深い話もたくさんしました。

園内を満喫し、デートの締めくくりに彼女の家の近くのコンビニの駐車場で、車を止めて30分ほど色々な話をしていた時のことです。

楽しい雰囲気に甘え、私は完全に油断をしていました。

会話の流れで、つい「過去にお付き合いしていた彼女のこと」や、「その交際を両親から反対された話」を、包み隠さず話してしまったのです。

その瞬間、Tさんの表情がすっと引いていくのが分かりました。

その後、届いたのは無情にも「交際終了」の連絡でした。

理由は、「もし坪井さんと結婚することになったら、結婚式の動画に激しいロック調の曲を使われるんじゃないか」

「お義母さんから厳しいことを言われるかもしれない……」という、私の不用意な発言から生まれた、将来への不安でした。


秋の出会い。SPYAIRファンのHさんと、踏切でのハプニング

Tさんとの別れにガックリときていた私ですが、ここでの学びを胸に、その後も打席に立ち続けました。

9月5日、私はスレンダーで小柄な女性、Hさんとお見合いをします。

彼女はロックバンド「SPYAIR(スパイエアー)」の大ファンでした。

これをきっかけに私もSPYAIRを熱心に聴くようになり、共通の音楽の話題でお茶やランチデートを重ねていきました。

11月13日には、倉敷駅前へ飲みに行ったあと、勢いでカラオケでオール(朝まで歌い明かす)をしました。

翌日は「矢掛の宿場まつり 大名行列」のイベント当日だったのですが、朝まで歌っていたため、寝不足の体での参加は正直めちゃくちゃしんどかったです(笑)。でも、それくらい楽しい時間でした。

しかし、11月27日の焼肉デートの日のことです。車を運転中、運悪く電車の踏切前で引っかかってしまい、なかなか遮断機が上がらずにデートに遅れてしまうというハプニングが起きました。

その後、Hさんとも仮交際終了となってしまいます。

音楽を通じて新しい世界を広げてくれた出会いでしたが、ご縁を繋ぐ難しさを改めて痛感しました。


2022年春。「自分の都合」を優先した、KさんとのBBQデート

年をまたぎ、2022年3月には広島でのマキシマム ザ ホルモンのライブに1人参加してエネルギーをチャージ。そして4月10日、JRにお勤めの黒髪で可愛らしい女性、Kさんとお見合いをします。19日には倉敷のアウトレットでランチを食べ、ゴディバでお茶をするなど、楽しい初デートを終えました。

「次はいよいよGW、思いきり楽しい思い出を作ろう!」

そう意気込んだ私は、5月2日の朝、私の車にKさんを乗せ、美作市の「トムソーヤ冒険村」までBBQへ出かけました。

前日からスペアリブを仕込んでいくほど、気合は十分でした。

しかし当日、天気はあいにくの小雨。その湿気のせいか、現地に着いてもなかなか炭に火がつかず、大苦戦してしまいました。

さらにこの日の夕方からは、私が入会していたJC(青年会議所)の委員会が入っていました。

「夕方までにはどうしても絶対に帰らないといけない」というタイムリミットに追われ、私の心の中は完全に焦っていました。

火がつかない焦りと、次の予定に間に合わせたいという焦り。

せっかく仕込んだお肉は美味しかったものの、どこかピリピリとした、疲れだけが残る1日になってしまったのです。

もちろん、こちらも結果は交際終了でした。


運命の5月15日。47回目の出会いで起きた「LINE背景の奇跡」

Tさんとの失言、Hさんとのハプニング、Kさんとの焦りデート――。

楽しさや自分の都合に甘えてご縁を逃し続けた私は、猛烈に猛省し、心に固い決意を固めていました。

「どれだけ場が盛り上がっても、交際初期に元カノの話や家族のデリケートな話を先走って絶対にしない。そして、目の前のお相手の感情と時間を100%最優先にする」

4年間のすべての失敗が、私の中で「お相手への絶対的な配慮」という鉄則に変わった瞬間でした。

そして、KさんとのBBQからわずか2週間後の2022年5月15日。

私の婚活ロードにおいて、記念すべき「47回目」の出会いがやってきます。

この日お会いしたのは、私の母の友人で、ブティック店を経営されている方からご紹介いただいた女性、Sさんでした。

結婚相談所を通さない個人でのご紹介だったため、事前に写真を見ることもなく、私は当日会うまでどんな方なのか全く分からない状態でお馴染みの「カフェ青山」へと向かいました。

席に座っていたのは、とても優しそうな雰囲気をまとった、のちに私の生涯の妻となる女性でした。

これまでの痛烈な大失敗を血肉にしていた私は、この日、徹底的に「お相手を最優先にする丁寧な会話」に全神経を注ぎました。

自分の話ばかりを先行させず、お相手の歩幅に合わせる――。

その甲斐あってお話はとても盛り上がり、帰り際に「とりあえず当日はLINEを交換しましょう」と、無事に連絡先を交換することができました。

そして、交換したばかりのSさんのLINEアカウントを何気なく開いた瞬間、私の心臓が跳ね上がりました。

画面に広がっていたのは、青空の下に掲げられた大きな野外ライブのモニュメント看板。そこには大きく「NAGISAEN(渚園)」の文字が書かれていました。ロック好きの私には、すぐにピンときました。

「……もしかして、ワンオクロックの渚園ライブに行ったんですか?」

思わず驚いてそう尋ねると、彼女からは「そうなんです!」という嬉しそうな返事が。なんと、それはONE OK ROCKが2016年に静岡で開いた、あの伝説の野外ライブの現地写真だったのです。

かつてTさんとの仮交際で「音楽の趣味や将来の話を押し付けすぎて不安にさせ、お断りされる」という手痛い経験をしていた私。

それ以来、「趣味の話はもっと慎重に、お相手の出方を見ながらにしよう」と心に誓っていたその矢先、まさか運命の47回目の相手が、自分の大好きなワンオクの、しかも伝説の渚園に参戦しているレベルの大ファンだったなんて……!

自分の都合を捨て、お相手への配慮を徹底できる男へと成長したタイミングで、神様がご褒美のように引き合わせてくれた最高の奇跡でした。

すべてのポンコツな失敗、流した涙はこの瞬間のためにあったのだと、胸が熱くなりました。

こうして、運命の歯車は今度こそ完璧に噛み合ったのです。

最終回:47回目の告白。ダントツラーメンから始まった、僕たちの運命


💡 今日の「結Bless 婚活日記」アドバイス【代表・坪井のプロの視点】

今回お届けしたエピソードには、婚活を勝ち抜いて「成婚」へと至るための最も重要な教訓が詰まっています。

それは、「過去の失敗をただの傷にせず、次の出会いへの強力な『お相手への配慮』へと昇華させること」です。

過去の私は、楽しさに甘えて失言したり、自分の都合で焦ってデートを台無しにしたりと、たくさんの失敗を繰り返しました。

しかし、その痛みを経て『交際初期に話すべきではないこと』『デートの際にお相手の時間を最優先にする重要性』を、身をもって学びました。

だからこそ、写真がない状態(手組のご紹介)で臨んだ47回目のSさんとの出会いの時、私は過去最高に誠実で、お相手に寄り添った最高の自分で向き合うことができたのです。

そこで待っていたのが「ワンオクのLINE背景」という最高の奇跡でした。

婚活での失敗は、決して無駄にはなりません。

それらはすべて、未来の運命のお相手に愛されるための伏線です。

結Blessでは、あなたがこれまでに経験したお断りや失敗の理由を一緒に分析し、次の一戦で『最高のあなた』でお相手に向き合えるよう、具体的なアドバイスとメンタルケアで伴走します。諦めずに、最後の1回のホームランを一緒に掴み取りましょう!