【前回までのあらすじ】
46回連続でお断りを食らい続け、心がポッキリと折れかけていた僕の前に、突如として現れた47回目の出会い――それが、後に僕の人生のすべてとなるSさんでした。
お互いにロックバンド「ONE OK ROCK(ワンオク)」が大好きだと判明した、あのLINE交換時の「渚園背景の奇跡」。
かつて音楽の趣味を先走って押し付け、お見合い相手を不安にさせて交際終了になったTさんとの手痛い失敗が、この瞬間にすべて美しい伏線へと変わりました。
僕の運命の歯車は、これまでの4年間では考えられなかったほどのハイスピードで、しかしどこまでも滑らかに回り始めたのです。
「二郎系、行ったことないです」から始まった、前代未聞の初デート
連絡先を交換して意気投合した僕たちは、お互いの熱が冷めないうちにすぐ、記念すべき初デートの約束をすることになりました。
一般的に、婚活における初デートといえば、お洒落な街のカフェや、少し背伸びをした静かなところを選ぶのが「鉄則」とされています。
お相手にリラックスしてもらい、スマートな自分を印象付けるためです。
しかし、僕たちが最初に向かったのは、なんと岡山のラーメン好きなら誰もが知る、あの黄色い看板の有名二郎系ラーメン店「ダントツラーメン」でした。
きっかけは、僕がもともと二郎系のラーメンが大好きだったこと。
LINEで普段の食事や好きなものの話をしていた流れで、つい僕が熱く二郎系ラーメンへの愛を語ってしまったのです。
話し終えてから、「あ、またやってしまった。自分の好みを押し付けるのはNGだったのに」と一瞬頭をよぎりました。
しかし、Sさんから返ってきたのは、僕のこれまでの婚活経験を覆すような、意外で楽しげなメッセージでした。
「私、二郎系ラーメンってまだ一度も行ったことないんです!でも……実は私の妹は行ったことあるって言ってて、ずっと気になってはいたんですよね(笑)」
身近な妹さんのエピソードを交えながら、チャーミングにそう教えてくれたのです。
その瞬間、僕の心の中の曇り空がパッと晴れ渡るような感覚がしました。
「じゃあ、せっかくの機会ですし、僕が案内するので一度体験しに行ってみましょう!」
そんな、飾らない自然体なやり取りからトントン拍子で決まったラーメンデート。
当日、暖簾をくぐると、店内には独特のスープの香りが漂っていました。
婚活の初デートで二郎系というのは、普通なら衣服への匂い移りや、山盛りのもやしを必死にすする姿を見せることになるため、かなりハードルが高いチョイスです。
けれど、お互いに「ワンオク」という熱い共通言語を持っていた僕たちには、変に気取ったり、格好をつけたりする必要は最初からありませんでした。「にんにく、どうします?」「これ、本当に食べきれるかな!?」なんて言いながら、目の前にドンと運ばれてきた豪快な極太麺と山盛りの具材を前に、お互い汗をかき、お腹いっぱいになりながら「美味しいね!」と笑い合いました。
ただ美味しいラーメンを一緒に食べているだけなのに、これまで張り詰めていた「婚活用の自分」が嘘のように消えていくのを感じていました。ただただ、目の前の彼女と過ごす時間がたまらなく心地よく、愛おしかった。
今でもあの時のダントツラーメンの味と、彼女の屈託のない笑顔は、僕の脳裏に鮮明に焼き付いています。
2回目のデート。情緒ある倉敷の居酒屋、カウンター席での静かな覚悟
初デートがこれ以上ない最高の形で終わり、僕たちの距離は一気に縮まりました。
そして、間髪入れずに2回目のデートの約束を取り付けます。舞台は、歴史ある美しい街並みが広がる夕暮れの倉敷。
今回は前回の賑やかなラーメン店とは打って変わり、少し落ち着いた雰囲気で、お互いの深い話までじっくり交わせる大人の居酒屋を選びました。
お店に入り、案内されたのは程よい温もり感のあるカウンター席でした。
対面で向かい合って座る席だと、どうしてもお互いの視線がぶつかり、どこか面接のような緊張感が漂ってしまいがちです。
しかし、横並びのカウンター席は、同じ方向を向きながら、肩が触れ合うか触れ合わないかの自然な距離感で話すことができます。
これが、僕たちの心の距離をさらに引き詰めてくれました。
まずはビールで乾杯し、美味しい料理に舌鼓を打ちます。
お互いにお酒を少しずつ飲み進めるうちに、会話の内容も自然と深いところへ。
仕事に対するお互いのプライドや悩み、休日の過ごし方、幼い頃の思い出、そして、これからどんな人生を歩んでいきたいかという未来の話まで、言葉が溢れるように紡がれていきました。
お酒の心地よい温かさも手伝って、お互いの心が完全にシンクロし、境界線が溶けていくのを肌で感じていました。
4年間、46回振られ続けた僕の婚活ロードを振り返ると、いつも「良い人止まり」で終わってしまったり、あと一歩のところでタイミングが合わなかったり、自分から勝手に焦って自滅したりと、告白のステップにすら進めないことがほとんどでした。
振られるたびに自分の何がダメだったのかと夜通し悩み、枕を濡らしたこともありました。
でも、この日、目の前で楽しそうにグラスを傾けているSさんを横に見ていた時、僕の心の中には1ミリの迷いも、焦りも、不安もありませんでした。
「この人を絶対に手放したくない。僕のこれからの人生の隣には、この人しかいない」
カウンターの賑やかな周囲の雑音が、その瞬間だけスッと遠のいた気がしました。
僕は手元のお酒を一口飲み、小さく深呼吸をして覚悟を決めました。
そして、彼女の方をまっすぐに向き直り、静かに、けれど心からの熱を込めて、その言葉を告げたのです。
「付き合ってください」
一瞬の静寂の後、彼女は少し驚いたように目を丸くしました。
しかし次の瞬間、これまでのお見合いでは見たこともないような、本当に嬉しそうな、僕のすべてを包み込んでくれるような満面の笑顔を浮かべて、僕の言葉をしっかりと受け止めてくれたのです。
4年という果てしない歳月をかけ、47回目にして、ついに僕の泥臭い婚活ロードに「真剣交際」という名の、何よりも美しい大輪の花が咲いた瞬間でした。倉敷の夜風が、その日はやけに心地よく感じられました。
苦しみの先に見つけた変化。46回の落選は、すべてこの日のための伏線だった
この倉敷の夜から始まった温かい交際が、お互いの絆をさらに強固なものへと育て上げ、のちの「運命のプロポーズ」、そして現在の何気なくも温かい幸せな結婚生活へと真っ直ぐに繋がっていくことになります。
今だからこそ、こうして笑って振り返ることができますが、4年間で46回連続でお断りされ続けた日々は、客観的に見ても本当に泥臭く、辛く、孤独で苦しいことの連続でした。「自分には結婚の資格がないのではないか」「一生、誰からも選ばれないまま一人で生きていくのではないか」と、暗闇の中で出口を探すような絶望感を味わったことも一度や二度ではありません。
しかし、その激しい苦しさの中でもがきながらも、絶対に諦めずに打席に立ち続け、コンパやお見合いを重ねていくうちに、僕の心の中にはある「確かな変化」が生まれていました。
それは、「失敗を恐れて一喜一憂するのをやめ、多くの人との一期一会の出会いそのものを、心から楽しめるようになった」ということです。
最初は「お断りされたらどうしよう」という恐怖ばかりが先行していました。
しかし、数多くの女性とお会いし、それぞれの人生や価値観に触れる中で、「たとえご縁が繋がらなくても、この人と過ごす1時間は自分の人生の財産になる」と思えるようになったのです。
この心の余裕と前向きな変化こそが、僕の婚活における最大のブレイクスルーでした。
出会いを楽しめる男へと内面から変化していたからこそ、47回目に手組のご縁で出会ったSさんを前にした時、僕は過度に緊張することもなく、過去の失敗から学んだ「お相手への絶対的な配慮」を胸に、自然体で最高に誠実な自分で向き合うことができたのだと確信しています。46回の落選と流した涙は、僕を「本当に大切な人を幸せにできる男」へと成長させるために、神様が用意してくれた必要不可欠な伏線だったのです。
諦めなかったあなたへ。次に奇跡を起こすのは、あなた自身だ
「婚活がうまくいかなくて、毎日が辛い」
「自分は誰からも必要とされていないんじゃないかと、諦めそうになっている」
今、そんな風に暗闇の中で立ち止まり、心が折れそうになっている全ての婚活当事者の方々に、自ら泥をすすりながら歩んできた僕の背中を見て、魂を込めて伝えたいのです。
46回ダメだったからといって、あなたの価値は1ミリも下がりません。
46回空振り三振を続けたとしても、47回目に一生ものの最高のホームランを打てば、そこから人生の歯車は一気に、完璧に回り出します。諦めずに打席に立ち続けた人にしか、奇跡の女神は微笑まないのです。
僕自身のこの4年間の泥臭いロードと、そこから得たリアルな教訓のすべてを注ぎ込んで、かつての僕と同じように悩む人を一人でも多く救うために、僕は結Bless(むすぶれす)結婚相談所を立ち上げました。
僕の4年間にわたる泥臭い婚活日記はここで一度幕を閉じますが、ここから先は、あなたの「幸せな結びつき」を叶えるために、僕が全力で隣に伴走させてください。次は、あなたが奇跡を起こす番です。
(おわり)
【代表・坪井のプロの視点】
4年間にわたりお届けしてきた僕の婚活日記も、今回でついに最終回を迎えました。
46回連続でお断りされ続けた日々は、本当に辛く苦しいものでした。しかし、そのトンネルを抜けた先にあった最大の気づきは、
**「婚活は、お相手に選ばれるための『審査』ではなく、新しい価値観や人との出会いそのものを『楽しむ旅』なんだ」**
という心の変化でした。
「振られたらどうしよう」という恐怖を捨て、目の前の人との時間を心から楽しめるようになったとき、男としての余裕が生まれ、結果として47回目のSさんとの運命のご縁を最高の形で手繰り寄せることができたのです。
婚活において、これまでの失敗や断られた経験は、決して無駄な傷ではありません。すべては、未来に出会う「本当に大切な人」を幸せにできる自分へと成長するためのステップです。
結Bless(むすぶれす)結婚相談所では、ただ条件に合うお相手を紹介するだけでなく、かつての僕のように悩み、心が折れそうになっているあなたの気持ちに誰よりも寄り添い、出会いそのものを楽しめるようになるまで全力で伴走します。
46回ダメでも、47回目に最高の未来が待っているかもしれない。次は、あなたがその奇跡を掴み取る番です。一歩を踏み出すための無料相談で、あなたにお会いできるのを心から楽しみにしています!
