【前回のあらすじ】
世界遺産・宮島での大失恋、さらに8回もデートを重ねたお相手との「良い人止まり」での破局。度重なるお別れに、31歳から32歳を迎えようとしていた坪井の心には、確実に暗雲が立ち込め始めていました……。
➔ [第3話はこちら:宮島での大失恋と、8回デートしても「良い人」止まりで終わったもやもやの罠]
冬の出会い——色白美人・Sさんと「歩いて気づいたこと」
宮島での痛恨の失恋、そして前回の「もやもや破局」を経て、私は必死に自分を奮い立たせ、お見合いの打席に立ち続けていました。
2018年のクリスマスイブ、私はバスに揺られて広島へと向かい、
ホテルグランヴィア広島の窓際の席でSさんという女性とお見合いをしました。
彼女はとても色白の綺麗な人でした。
仮交際が決まり、年末の12月29日には福山の居酒屋へ晩御飯デートへ。
私は車を出していたためお酒は飲めず、向こうもアルコールが得意ではなかったため、お互いノンアルコールでの静かなスタートでした。
年が明けた2019年1月14日には、井原の「一松」でラーメンを食べてから美星町へ星を見に行き、29日には倉敷でお弁当を買って玉野の王子が岳へドライブに行きました。
真冬のあまりの寒さに、車の中で寄り添いながらお弁当を食べたことは今でもよく覚えています。
実はSさんは難聴を抱えており、左の耳があまり聞こえない方でした。
王子が岳の散策中、私が少し前を歩いていると、自分の声が彼女に届いていないことに気がつきました。
「あ、そっか。前を歩いて話したら聞こえんのんじゃな。これからは並んで、右側から話しかけるように気をつけんといけん」
お相手の状況に寄り添う大切さを学んだデートでしたが、残念ながらその後、向こうからお断りの連絡が入ってしまいました。
とても綺麗な方だっただけに、この交際終了は心に堪えました。
春の後悔——津山のRちゃんと、切り出せなかった「将来の話」
その後も、話を振ってもなかなか膨らまない苦しいお見合いが続きました。そんな中、3月には心機一転、マッチングアプリで出会った津山在住のRちゃんと飲みに行きました。当時25歳くらいだった彼女は、目がクリクリとした長身で可愛らしい雰囲気の女性でした。
3月19日には私が津山まで足を伸ばし、鳥取の方まで海鮮を食べに行ったり、おしゃれなカフェでコーヒーを飲んだりと、楽しい遠出デートを重ねました。
ただ、この時期の私は猛烈な花粉症に悩まされており、鼻水と涙目でまともに会話に集中できなかったのも今では苦い思い出です(笑)。
何より痛恨だったのは、彼女がまだ若かったこともあり、嫌われるのを恐れて「結婚を意識した深い話」を全く切り出せなかったことです。
「楽しいけれど、将来の話が出ない」状態のまま、やがてLINEの返信が遅くなり、気づけばそのまま既読スルーされてしまいました。
「あの時、勇気を出して早く将来の話をしておけばよかった……」
そんな後悔とともにお断りが続くたび、だんだんと自分自身の存在そのものを否定されているような錯覚に陥っていきました。
「自営業の跡継ぎという条件がネックなんじゃろうか」「このまま一生、誰にも選ばれんのじゃないか」と、ため息ばかりが出る日々でした。
婚活「活動休止」——静かなフェードアウト
さらに2019年1月からは、井原青年会議所(JC)に入会し、目まぐるしく忙しい日々がスタートしていました。
新しい環境での地域活動や仲間との交流に追われる中で、婚活の連敗も重なり、ぶっちゃけて言えば「婚活へのやる気が完全に下がっていた」のは紛れもない事実でした。
5月頃には、相談所に連絡を入れるエネルギーすら残っておらず、スケジュールを入れるのをやめ、申し込みボタンを押すのをやめました。
入会から約1年2ヶ月、私は溺れるようにして、静かに婚活の表舞台からフェードアウトしていったのです。
廃車事故と「乱れ打ち」——どん底からの再起動
婚活を忘れ、JCの活動や夏の「うらじゃ」に没頭していたある日、大事件が起きます。
8月のうらじゃ祭りの帰り道、なんと後ろから車に追突され、愛車のカローラフィールダーが廃車になってしまったのです。
むちうちになり、代車で過ごす日々は精神的にも応えました。
秋に紹介で会った女性には、代車だったせいかどこか舐められたような対応をされ、LINEの返信も来ませんでした(10月に待ちに待った新車のスバルXVが納車されたときは、本当にスカッとしました!)。
そんなトラブルもありつつ、10月を過ぎると「このままじゃ何も変わらん」という焦りが再び襲ってきます。
エネルギーが回復してきた私は、コンパ・パーティー・イベントと、狂ったように打席に立ちまくる「乱れ打ち」を開始しました。
その中で参加したのが、岡山市内のお寺で開催された「てら婚(お寺縁結び)」でした。
そこでなんと、黒髪ロングの美人でスタイル抜群、趣味はベリーダンスという一際目を引くFさんとマッチングしたのです。
「えろいね!」の一言で即終了——Fさんへの痛恨の失言
10月27日、私はFさんと倉敷の「カフェもみじ堂」で夕食デートをしました。
これまでの連敗が嘘のような美人さんとの出会いに、私のテンションは上がっていました。
その後、11月22日にも飲みに行くなど、関係は順調に進んでいるように見えました。
しかし、ある日LINEで彼女からベリーダンスの動画を見せてもらっていたとき、私は調子に乗って、とんでもない大失言を放ってしまいます。
「えろいね!」
男目線としては、ストレートに魅力的だという最高の「褒め言葉」のつもりでした。
しかし、送った瞬間に空気は凍りつきます。
……そこから、彼女からのLINEが返ってくることは二度とありませんでした(笑)。
女性との適切な距離感を完全に見誤った、痛恨のミス。
「いくら仲良くなったと思っても、言葉選び一つで全てが水の泡になる」という、強烈な教訓となりました。
同時期、11月の婚活パーティーでマッチングした別のFさんという女性ともデートをしましたが、仕事優先で家事が苦手なタイプとのことで、私がつい「ご飯炊けますか?」と聞いてしまったこともあり(笑)、こちらも進展はありませんでした。
激動の2019年が残してくれたもの
空振りに終わった出会いばかりでしたが、一度婚活から離れてJCやうらじゃで自分の世界を広げ、荒治療のような乱れ打ちを経験したことで、私の心には「お断りされても、一喜一憂せずに受け止められるタフさ」が身についていました。
手痛い失言の傷跡を残したまま、私の婚活ロードは2019年の幕を閉じます。
しかし、この荒波を乗り越えた先に、私の人生を180度変える「運命の2020年」がすぐ後ろまで迫っていたのです。
(第5話:出会いと別れのハイペース!33歳目前、ついに運命の歯車が回り出す へ続く)
💡 今日の「結Bless 婚活日記」アドバイス
【代表・坪井のプロの視点】
今回のエピソードには、婚活をスムーズに進めるための重要な教訓が3つ詰まっています。
教訓①「お相手の状況に、いかに早く気づいて歩幅を合わせられるか」
Sさんとのデートで、前を歩いていて声が届かないことに気づいたように、独りよがりにならず、常にお相手が心地よいと感じるポジションや配慮を意識することは、交際を長続きさせるための基本中の基本です。
教訓②「楽しさに甘えて、結婚の話を先延ばしにしてしまう罠」
Rさんとの間でも陥ったように、今の楽しい雰囲気を壊したくないからと結婚についての深い話を避けていると、お相手から「将来を真剣に考えてくれていないのかな」と見限られ、フェードアウトされてしまいます。
教訓③「女性への言葉選びは、慎重すぎるくらいでちょうどいい」
男性側がどれだけ親しみを込めた「褒め言葉」のつもりでも、距離感を急に詰めすぎるセクシャルな発言は、交際前の女性にとって一発アウトの対象になります(笑)。女性を褒めるときは、下心を一切排して「綺麗」「美しい」「素敵」という適切な言葉を選ぶべきだと、私は血がにじむ思いで学びました。
これらすべての失敗を糧にして、今の私があります。お相手への配慮や言葉選び、結婚観の切り出し方に悩んでいる方は、大事故を起こす前にぜひ結Blessにご相談くださいね!
